運動には自律神経をメンテナンスして整えてくれる効果があります。
そのため、運動不足になると自律神経は乱れやすくなります。
一方で、間違った運動も自律神経のバランスを崩す原因になってしまいます。
それでは、自律神経を整えるためには、そのような運動を行えばいいのでしょうか?
実は運動の方法をちょっと工夫するだけで、効果的に脳と体を刺激して自律神経の働きをよくすることができるんですよ。
★リズミカルな運動をする
一定のリズムを刻む運動は、心と体にとてもよい作用をもたらすことが分かっています。
リズム運動すると、幸せホルモンのセロトニンがたくさん出ます。
セロトニンは、心に幸せを感じさせるだけではなく、心と体をリラックスさせて自律神経を整える働きがあるのです。
リズム運動としては、ウォーキングやダンス、踏み台昇降などがおすすめですよ。
★激しい運動は避ける
運動が健康や自律神経にいいからといって、やり過ぎは禁物です。
激しい運動は、心と体に大きな負担になり、交感神経の働きが強くなりすぎてしまいます。
運動は、激しい無酸素運動よりも軽めの有酸素運動を行うようにしましょう。
有酸素運動であってもやり過ぎは禁物です。
軽く汗をかく程度を目安にしてくださいね。
★ウォーキングは時々コースを変える
ウォーキングはリズム運動である上、有酸素運動にもなるため、自律神経にはもってこいの運動です。
ウォーキングの効果をさらに高めるためには、時々コースを変えることをおすすめします。
ウォーキングコースを変えることで、脳に新鮮な刺激を与えることができます。
すると、脳全体が元気になって、自律神経の働きも良くなるのです。
★仲間と球技をする
家族や仲間と運動をするのも、自律神経を整えるのに効果的です。
特におすすめなのが、球技です。
球技で、ボールの予測できない動きに集中することで、脳に刺激を与え、心身をリフレッシュさせることができます。
また、家族や仲間と連携したり声をかけあって運動をすることで、オキシトシンという物質がよく出るようになります。
オキシトシンには、副交感神経を高めて自律神経を整える働きがあるんですよ。
★速さよりもフォームを重視する
運動をするときは、スピードよりも姿勢、フォームを重視しましょう。
いくら速く動けてもフォームが正しくなければ、運動の効果も減ってしまいます。
さらに、運動中の姿勢が悪いと、体が歪んだり筋肉のバランスが悪くなったりしてしまいます。
すると、神経や内臓が圧迫されて、正常に働けなくなるのです。
★運動中の呼吸を意識する
運動中は呼吸をしっかり意識して動くようにしましょう。
呼吸に合わせて体を動かすことで、効率よく体の奥の筋肉まで鍛えることができます。
さらに、吐く息を意識して長くすることで、副交感神経の働きを高めて自律神経を整えられるんですよ。
★無理に運動しない
そして、一番大切なのが、運動は無理にしないということです。
真面目な人ほど一生懸命運動しようとしますが、その一生懸命さが自律神経を狂わせてしまいます。
運動は楽しくリラックスして行うことで、健康にいい効果をもたらしてくれるんですよ。
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