どうせ○○だから。
最近何もいいことない。
などなど、気づけばネガティブなことを言っていたりしませんか?
ただのグチだし、そんなの何でもない、なんていってはいけません。
ネガティブワードばかり口に出していると、本当に不幸を呼び寄せてしまいますよ。
日本には「言霊(ことだま)」という発想があります。
言霊というのは、言葉にあるとされる呪力のことです。
ポジティブワードをいつも口にしていると、自然と幸せが訪れます。
反対に、ネガティブワードをいつも発していると、その力により、不幸が呼びこまれてしまう、という発想です。
ただの迷信ではありません。
実際、あなたの周りを見回してみるとそうであえるはずです。
いつもネガティブワードばかり発している人は、ほんとうにツイていない人が多いのではないでしょうか?
どうしてこんなに、気軽にネガティブワードが口を突いて出てしまうのでしょう。
そもそも、自分を高めたいとか、幸せになりたいと思う人は、めったにネガティブワードは言わないものです。
ネガティブワードを言ってしまうとのは、そのとき楽になりたいからです。
イライラしたときに、「むかつく」と言ってしまえば、その場のストレスは発散されます。
でも、言うまでもないことだけれど、それで解決することはありません。
それはいわば、ガス抜きのようなもの。
吐き出して、その場が楽になればいい、という単純な動機からされていることなのです。
でも人間は、楽であろうとすると、生き方もユルくなります。
楽しさに甘えて、自分を高められないでいると、心の底では自分に満足できなくなります。
そのジレンマが、ますますネガティブワードを口に出させてしまうのです。
ネガティブワードは、自分だけではなく、それを聞く周りの人にも影響を及ぼしてしまいます。
何気なく言った一言が、その場の空気を不穏なものにしてしまうからです。
コミュニケーションがぎくしゃくしてしまいます。
コミュニケーションというのは、お互いの言葉の響きあいなのです。
片方がネガティブなれば、反対もネガティブになってしまうものです。
ついネガティブワードを口にして、それでますます負のスパイラルに落ち込んでいるという自覚のある方は、この「響きあい」を意識して、コミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。
いいコミュニケーションが構築されるようになって、きっと心が軽くなっていくはずです。
とはいえ、いつもグチを言いたい気持ちを抱えてガマンしているのは、それはそれでつらいももの。
グチをやみくもにばらまくのではなく、内省に使う材料にしてみるのもいいでしょう。有効活用です。
ネガティブワードが思い浮かぶのは、今の自分に満足していないからです。
ならば、どこを替えればいいのか、そのために何ができるのかを考えるチャンスとするのです。
これがポジティブな発想でもあるのです。
言霊を意識しつつ、グチを有効活用していきたいですね。