やるべき仕事が増えるとか、物事がうまく進まないと、つい「面倒くさいなー」と思ってしまいがちですよね。
この気持ちを誰かと共有すると、お互いの煮詰まった気分が少し楽になります。
でもそれだけで終わることはありません。
「面倒くさい」が「どうしてこんなことをしないといけないのか」という怒りになり、「これはきっとあいつのせいだ」という毒気のある言葉に変貌してしまいます。
こうなると口が止まらなくなります。
当初は思ってもみなかったようなひどい悪口が自分の口を飛び出してしまうようになります。
最初はただ、「面倒だなー」と思っていただけのはずなのに、いつのまにか「悪いのはあいつだ!」になり、「自分はついていないなあ」という嘆きになり、ネガティブな思いにとらわれてしまうのです。
この場合は、最初の言葉を変えることで、そのあとのゆがみを直すことが可能です。
最初まで戻って、自分の言葉を振り返ってみましょう。
もしも最初に出す言葉が毒気のある言葉でなければ、感じ方はずいぶん変わっていたのではないでしょうか。
「面倒くさい」に似た言葉で言うと、「手間がかかる「ややこしい」という言い方があります。
「この仕事、手間がかかるね」「この仕事はややこしいね」と言ってみると、それが乗じて、急激に不運を嘆いたり、他人の責任を追及したりするようなことはないはずです。
こういう風に少し言葉の使い方を選ぶだけで、相手に与える印象はぐんと変わります。
それに、自分自身や他人、環境、過去、未来への考え方も変わるものです。
最初が肝心。
ぜひ、何気なく使っている毒のある言葉を、マイルドな表現に変えるようにしてみてください。
言葉遣いを変える習慣を変えるだけで、ストレスもずっと減っていくはずですよ。
めんどくさいなあ、いやだなあと思わないためには、自分自身の時間を充実させることが大切だったりします。
その方法として、「アウトプット」「インプット」「パスタイム」「OIPのバランスづくり」を試してみてはいかがでしょうか。
アウトプットというのは、仕事や家事、ボランティアなど、自分の力を自分以外のものに対して使うこと。
インプットは、勉強、情報収集、運動など、知識や体力をつけて自分づくりをすること。
パスタイムは娯楽や気休めの時間を持って、自分を癒すことです。
外では仕事ばかりして、休日はダラダラ寝ているだけ、時間を無駄に使っている。
こういうのは、アウトプットとパスタイムが多く、インプットがないときによくなるものです。
こういうときは、「OIPのバランスづくり」を考えてみましょう。
インプットの時間をつくることで、自分の心が満たされている感覚があるはずです。
他にも、お稽古事がたくさんすぎて飽きてしまった、というようなときは、インプットとパスタイムが多すぎるときのパターン。
こういうときは、アウトプットの要素を入れてみるといいですね。
仕事をもっと意識してやってみるとかですね。そうすると、人生が充実してきます。