便秘を改善させるには、食べ物に気を付けることが、けっこう効果的だったりします。
お通じが来やすくなるような食べ物を、食べるということです。
たとえば、おすすめは食物繊維です。
食物繊維は、食べ物に含まれていて、食べると胃などで消化されず、小腸を通じ、大腸まで届きます。
だから、便秘が解消しやすいのです。
厚生労働省による食事摂取基準によると、食物繊維の1日の摂取量目安は19~26gとされます。
これは年齢や性別によって多少変わりますが、だいたいこのラインです。
目標量を摂取できるような食べ方をしないといけません。
食物繊維というのは、食べ物に含まれている量が少ないので、意識して取らないと、不足しがちです。
100g当たりの食べ物で、含まれる食物繊維は、多くて10gほど。
少ないものだと、1gほどしかありません。
これだと、目標値をクリアするのは大変ですね。
そこで、いろいろな食べ物に混ぜて食べる、というやりかたで、少しでも摂取量を増やすようにしましょう。
たとえば、ごはんに寒天を混ぜてみるとかして、いつも食べるものと一緒に、食物繊維がとれるように工夫します。
食物繊維に関しては、肉や魚にはほとんど含まれていません。
多いのは海藻類や野菜です。
意識して、海藻類や野菜を摂取することで、目標量をクリアしやすくなります。
果実にも含まれています。
食べすぎると、糖分があるので、カロリーオーバーになってしまいますので、デザートとしてとりいれるといいですね。
食物繊維は便秘に効果があります。
でも、便秘解消のために、肉や魚を食べず、野菜や海藻ばかりを食べるのはいけません。
これでは、栄養バランスが崩れて、逆に便秘になりやすくなってしまいます。
便秘解消のポイントとなる野菜と海藻を忘れずに、肉や魚も、バランスを考えて摂取していくのが良いです。
ストレスが原因で便秘になっている方も少なくありません。
ストレス自体を解消できれば、これ以上のことはないのですが、なかなかそれも難しいかもしれません。
そういうときは、食事でストレスによる便秘を改善していくことができます。
栄養をたっぷりとれる、バランスよい食生活にしていくのです。
栄養が不足すると、ストレスに弱い体になってしまって、ますます便秘が治りにくくなってしまいます。
自律神経も崩れやすくなります。
食生活に気を付けることで、便秘は自然と改善されていきます
ストレスに強い体になる、それがひいては便秘解消になることを狙うのなら、ストレスに強くなれるビタミンである、ビタミンCやカルシウムを多く含む食べ物を食べる、というのもおすすめ。
自律神経が乱れやすい方は、ビタミンEを意識して摂取しましょう。
食物繊維のほかにも、乳酸菌も、便秘に効きます。
ヨーグルトや牛乳、納豆、漬物などに含まれています。
食べていると腸内の善玉菌が増えて、お通じに役立つのです。