筋力をアップさせるためには、筋肉の源になる食事の内容がとても大切です。
「筋肉を増やすにはプロテインを飲めばいいんでしょ?」と安易に考えていませんか?
実は、タンパク質だけとっても効率よく筋肉を増やすことはできないんですよ。
そこで今回は、筋肉を増やすために必要な栄養素についてお伝えします。
栄養素1 タンパク質
筋肉は主にアミノ酸が結合してできるタンパク質で構成されています。
そのため、筋肉を増やすためには、タンパク質の元になるアミノ酸を補うことが大切です。
特に必要なのは、体の中で合成できない必須アミノ酸です。
必須アミノ酸をバランスよく豊富に含むのは、動物性タンパク質です。
肉や魚、卵などから積極的にタンパク質を取り入れてくださいね。
栄養素2 ビタミンB6
動物性タンパク質を取り入れたら、アミノ酸に分解して筋肉のタンパク質を作る準備をしなければいけません。
そのために欠かせないのが、ビタミンB6です。
ビタミンB6は、タンパク質をアミノ酸に分解して、再びタンパク質を合成できるように加工する働きがあります。
ビタミンB6は、マグロや鶏肉、鮭、かつおなどの肉や魚に多く含まれていますよ。
栄養素3 ビタミンB2
ビタミンB群はお互いに影響し合って働きます。
そのため、ビタミンB6をしっかり働かせるためには、ビタミンB群として様々なビタミンBを取り入れることが大切です。
特にビタミンB6の働きに関係するのが、ビタミンB2です。
ビタミンB2は、レバーやうなぎ、卵、納豆などに豊富に含まれていますよ。
栄養素4 ビタミンD
体の中でタンパク質を作るのを促進させるのが、ビタミンDです。
ビタミンDには、筋肉の土台になる骨を丈夫で強くする働きもあるんですよ。
ビタミンDは、きのこに豊富に含まれていますが、鮭や卵などにはより強い活性があるビタミンD3が含まれています。
栄養素5 マグネシウム
筋肉を増やすためには、代謝を活性化させるミネラルも大切です。
特にタンパク質の代謝に関わり、正常に筋肉を動かすために必要な栄養素がマグネシウムです。
マグネシウムは、のりやわかめなどの海藻類に豊富に含まれていますよ。
★鮭は筋肉を増やす栄養の宝庫!
鮭は、タンパク質・ビタミンB6・ビタミンDと、筋肉を増やすのに必要な栄養素をたっぷり含む宝庫です。
ですが、鮭だけでは栄養が偏ってしまうため、基本はバランスのよい食事をして、そこに鮭や海藻、卵、キノコなどの食材を積極的に取り入れるようにしてくださいね。