あなたはスイカを食べるとき、どこまで食べていますか?
赤い部分だけ食べている方はとてももったいないことをしているんですよ。
スイカは夏バテ予防やむくみ解消などに効果的な食材です。
しかし、食べ方次第では、せっかくの健康にいい成分がきっちりと摂れなくなってしまうんですよ。
そこで今回は、スイカの成分をしっかりと摂るための食べ方のコツをご紹介します。
★スイカは皮までしっかり食べる
スイカは皮までしっかり食べるようにしましょう。
スイカの成分で疲労回復や冷え解消、血管の健康に効果を発揮してくれるのが、シトルリンと呼ばれるアミノ酸です。
シトルリンは、赤い部分よりも皮の部分に多く含まれています。
そのため、皮を捨ててしまうと、シトルリンをしっかりと摂れないのです。
皮を食べる方法として一番有名なのが、漬け物です。
適当な大きさに切って、ポリ袋に入れ、塩で揉んで数時間おけば美味しく食べられますよ。
皮の白い部分をスープなどに入れるのもおすすめです。
★スイカの種もちゃんと食べる
日本ではスイカの種を食べる習慣があまりないため、面倒が少ない種なしスイカが好まれますよね。
しかし、スイカの種にはカリウムなど健康にいい成分が豊富に含まれています。
スイカは、皮や種まで丸ごと食べて健康に活かせるんですよ。
スイカの種の栄養を摂るためには、種までミキサーで粉砕してスムージーなどにして食べるといいですよ。
また、乾燥させたり炒ったりした後で、外の固い皮を割って、中身を食べる方法もあります。
★スイカを煮詰めてリコピンの吸収率をアップ
スイカは煮詰めて食べても健康に活かせます。
スイカは、抗酸化パワーを持つリコピンをたっぷりと含んでいます。
実は、リコピンを効率よく摂るためには、生のまま食べるよりも、煮詰めてスイカ糖にして食べた方が吸収率がよくなるんですよ。
★ドレッシングにスイカを利用する
スイカに含まれるリコピンの吸収率を高めるもう1つの方法として、油を使ったドレッシングと一緒にサラダにして食べる方法がおすすめです。
リコピンは油に溶ける性質があるので、油を使ったドレッシングをかけて食べることで効率よく吸収できるようになるんですよ。
また、スイカには同じく油に溶ける性質のβ-カロテンも含まれているので、β-カロテンの吸収も高めることができます。
★目的に応じてスイカの食べ方を変えよう!
スイカを食べるときは目的に応じて食べ方を変えるといいでしょう。
抗酸化パワーを得たいのであれば、加熱したり油一と緒に食べると効果的です。
水分補給や体を冷ましたいときは、生のまま食べるといいですよ。
食べ方次第で色々と健康に役立てることができるので、楽しみながらスイカを味わってくださいね。