自律神経を整える食事のルール

食事は健康の基本です。
そして、もちろん、食事の内容は自律神経にも影響を及ぼします。

栄養が偏った食事や、不規則な食事は、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。

それでは、自律神経の乱れを防止したり改善するためには、どのような食事を心掛ければいいのでしょうか?

★楽しく食事をする
自律神経を整えるために、まず大原則となるのが、楽しく食事をするということです。
リラックスした環境の中で、できれば家族と食卓を囲んで会話を楽しみながら食事をしましょう。

家族と食卓を囲むことで、オキシトシンと呼ばれる幸せ物質が出て、ストレスが緩和され、自律神経が整います。
さらに、話を聞いてもらうことで、心の中に溜めた感情を発散させることができます。

また、楽しみながら食事をすると、副交感神経の働きがよくなって、胃腸がよく働くようになり、消化がスムーズに行えるんですよ。

★1日に3回、決まった時間に食事をする
1日に1食や2食など食事を抜く方も多いですよね。
しかし、自律神経を整えるためには、朝・昼・晩食事をすることをおすすめします。

3食食事をすることで、栄養素を摂る機会が増えて、神経や細胞が働くために必要な栄養素が不足するのを防げます。

また、決まった時間に食事をすることで、胃腸の働きを促して副交感神経を高めたり、自律神経のリズムを整えることができます。

★朝2:昼3:夜2の配分で食事を摂る
食事は量も大切です。
3食全て、食べ過ぎは禁物です。

また、食事のボリュームは、昼をメインにして朝2:昼3:夜2の配分するといいでしょう。
昼は活動力が増えるため、昼ごはんをメインにすることで、体の動きを助けることができます。

一方で、夜は軽めにします。
夜に食べすぎると、胃腸が遅くまで働くことになり、睡眠に影響します。

また、夜の食事で胃腸が疲れてしまうと、脳まで疲れて、自律神経が正常に働けなくなるんですよ。
夜遅くの食事も同様に、内臓と脳を疲れさせ、自律神経を乱す原因になるので、眠る3時間前には夜ごはんを終えるようにしましょう。

★カラフルな食事を心掛ける
自律神経がしっかりと働くためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素がとても大切です。
ビタミンやミネラルは野菜や果物に多く含まれています。

様々な色の野菜をふんだんに使った食事を食べることで、バランスよくビタミンやミネラルを取り入れることができますよ。

★スイーツを食べ過ぎない
甘いもの好きな人は自律神経が乱れやすいので注意しましょう。
砂糖は代謝するときにたくさんのビタミンを使います。

ビタミンは脳を元気にして、自律神経を正常に動かすためにとても大切な栄養素です。
砂糖の食べ過ぎでビタミンが不足すると、無気力や慢性的な疲労感を感じやすくなるんですよ。

★ファストフードや加工食品を控える
ファストフードや加工食品も自律神経にはよくありません。
これらの食事は、加工されるときにビタミンやミネラルが抜け落ちやすく、カロリーが高い割に栄養バランスが悪いのです。

また、ファストフードや加工食品には添加物が多く使われており、添加物の中にはミネラルの働きを悪くしてしまうものもあります。
さらに、大量の糖や脂肪を消費するために、ビタミンがたくさん使われてしまいます。
ファストフードや加工食品の取りすぎは、栄養失調を引き起こして自律神経の働きを悪くしてしまうんですよ。

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